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Q:今年も蚊に悩まされる季節が来ますね
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A:蚊は世界で一番人間の命を奪っています
「マラリア」「デング熱」などの
重病を引き起こすウイルスを媒介します
蚊が人間を刺すとき
まず「水分」を探知し
汗をかいて水蒸気の立ち上がっている
肌を敏感に感じ取ります
そして口や肌から出る
「二酸化炭素」や「乳酸」を察知し
近づいて人の体温から
肌であることを感じ取り
刺します
睡眠中に顔の周りを飛び回るのも
二酸化炭素を感じ取っています
蚊を指針に見ていきましょう
人間の命を奪っている生物たち上位5位
- 5位:ツェツェバエ(年間1万人)
- 4位:犬(年間2万5千人)
- 3位:ヘビ(年間5万人)
- 2位:人間(年間47万5千人)
- 1位:蚊(年間70万人)
カウントダウン形式で紹介します
5位:ツェツェバエ(年間1万人)
ツェツェバエ
「トリパノソーマ症(シャーガス病・アフリカ眠り病)」
アフリカ大陸ではツェツェバエに
アメリカ大陸では
「サシガメ(年間1万人で第6位)」に
刺されることで
多くの人間にうつしています
トリパノソーマ原虫が
寄生する事によりかかる病気で
人間から人間へはうつらないようです
症状
- アフリカ眠り病:数十日間は無症状→頭痛・発熱・筋肉痛→眠気などの神経症状
- シャーガス病:10日前後無症状→患部が晴れ→心臓病やその他の病気
治療が遅れると死亡する可能性が高い
とても恐ろしい病気です
対策
抗トリパノソーマ薬の
投与による治療もありますが
ワクチンがなく
単純に虫刺され対策が有効です
もっとも、アフリカや中南米で
感染することが殆どなので
旅行の際はこの事を頭の片隅に入れておくと
助けになるかもしれません
4位:犬(年間2万5千人)
野良犬が減ったことにより
噛まれることが少なくなりましたが
昔は嚙み殺された人間もいました
噛み殺される事例に加え
患部に病原菌が入り
「狂犬病」による
死亡例も多くみられています
狂犬病
野生動物に
嚙まれたりひっかかれたりした患部から
神経細胞に入り込み、末梢神経を経由して
脳神経まで達すると発症します
神経細胞とは、脳や脊髄などの神経系を構成し、細胞体、神経突起、軸索の3つの部分に区別される形をもつ細胞です。 神経細胞は、細胞体から伸びる突起を介して信号を伝達し、互いに通信しているため、他の種類の細胞とは異なり、特徴的な形態をしています。
参考:細胞×画像ラボ
- 末梢神経:運動神経・感覚神経・自律神経を含む
- 脳神経:視覚・聴覚・味覚等を担い
顔の筋肉や腺を調節
感染してから
人間は平均10日から3か月程度で発症し
発症すると致死率ほぼ100%
症状
不安感・錯乱・発熱・麻痺・運動失調
中でも特徴的なのが
- 恐水症:水を飲むことが困難・水を見ると首の筋肉が痙攣
- 恐風症:風に敏感に反応して避ける・同様に痙攣
上記2つは他ではあまり見られい症状なので
狂犬病の疑いが濃厚で恐ろしいです
対策
日本・オーストラリア・イギリス・北欧は
厚生労働大臣が指定する
狂犬病清浄地域になっています
それ以外の国は報告のない国も含めて
世界中で感染する可能性があるようです
特に中国・東南アジア・アフリカ等に
多く見られます
ワクチンが有効的であるといわれているので
上記可能性のある国へ行き
哺乳動物と触れる場合は
事前・事後にワクチンを接種すると
安心ですね
身近な犬が4位というのがとても意外でした
3位:ヘビ(年間5万人)
日本でもマムシやハブに噛まれて
死亡することがありますが
世界で最も人間を殺したのが
「ブラックマンバ」
ブラックマンバ
生息地はアフリカ東南部の
サバンナ・草原・森林・岩場
全長2~3.5m(最大4.5m)という
キングコブラの次に大きい毒蛇
とされています
とてもかわいらしく見えますが
攻撃は的確で素早く凶暴で、噛まれた際は
ほぼ100%毒が体に入るようです
その毒は、神経毒で量が多く即効性があり
致死率も高い水準を未だに保っています
それでも世界の猛毒蛇の中では
23位(マムシの63倍)というのだから
改めて自然界の生物に備わっている
力の脅威を感じます
症状
ブラックマンバの毒は、強力かつ即効性で、咬まれても治療せず放置した場合の致死率は高い。この毒液には複数の毒素が含まれており、その1つであるデンドロトキシンは、神経系に到達して被害者の体を麻痺させ、死に至らせることもある。
参考:nature asia
神経の伝達を遮断→筋肉麻痺→最悪呼吸や心臓停止
出血毒のような激痛は伴わない・即効性・高致死率
対策
①毒を集める
②薄めた毒を馬などに注入
③抗体入りの血液をとる
④濾す
血清を即座に接種する事が肝要です
2位:人間(年間47万5千人)
事故の他、殺人が最も多いようです
多くを語ることはありませんね
1位:蚊(年間70万人)
![](http://messiahriser777.cranky.jp/messiahriser777.cranky.jp/wp-content/uploads/2018/09/3029599900_306c972145_z-1-e1500464335424-300x199.jpg)
蚊が媒介する「マラリア」や「デング熱」
特に「マラリア」による感染で
人間の命を奪っています
マラリア死亡者の9割は
中南アフリカに集中しており
年間70万人の中でも
免疫力の少ない5歳未満の子供が
3割ほど占めています
症状
- マラリア:10日~15日で頭痛・発熱→治療を遅らせると重症化
- デング熱:3日~7日で発熱・発疹・頭痛→まれに重症化
対策
予防も治療も出来ます
- 予防:蚊の駆除・抗マラリア薬
- 治療:発熱後24時間以内に適切な検査と投薬(アルテミシニン)
まとめ
世界で一番人間の命を奪っているのは→蚊
それぞれの対策
- 第5位「ツェツェバエ(年間1万人)」
→抗トリパノソーマ薬の投与・虫刺されを対策 - 第4位「犬(年間2万5千人)」
→事前・事後にワクチンを接種 - 第3位「ヘビ(年間5万人)」
→血清を即座に接種する事が肝要 - 第2位「人間(年間47万5千人)」
→平和 - 第1位「蚊(年間70万人)」
→蚊の駆除・適切な検査と投薬
世界では色々な生命の危機がありますが
日本では上位5位の脅威は
あまり散見される事がないものばかり
1つを除いて予防も治療も可能なので
該当する海外へ行く際にはご参考のほどを
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最後までご覧下さりありがとうございました
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