日本酒の名前に「白○」が多いのはなぜ?

Q:お酒の名前って

似たようなものが

多いですよね

A:「白鶴」などの

「白」は白く濁っていた

歴史からきています

詳細:「白鶴」「白鷹」「白鹿」などに
「白」が付くのは、その昔の日本酒は
白く濁っていたからです
透明な清酒が
つくられるようになったのは
江戸の慶長年間(1596年~1615年)
といわれています
なので、それよりも前から
日本酒をつくっていた
灘(現在の兵庫県)の造り酒屋では
自分のところの酒に
「白○」という名前を付けていました
また、日本酒の名前には
「○○正宗」というのも多いです
これは、江戸の天保年間(1830年~1844年)
灘に山邑(やまむら)太左衛門という
酒造りの名人がおり
自分が本当に納得のいった
酒が出来た時だけその酒に
「正宗」という名前を付けていました
「正宗」のうまさは万人が認めるところで
これにあやかろうと
全国に「正宗」という名前が
広まっていきました

それでは日本酒について

見ていきましょう

日本酒

  • 米(酒米)・米麹・水を主な原料とする清酒、日本特有の醸造酒
  • 一般的な日本酒のアルコール度数は15~16%で、醸造酒としては高い
酒米(さかまい):日本酒を醸造する原料、酒造好適米とも呼ばれ、特有の品質が求められるので、一般の食用米として利用される「うるち米」とは区別される
清酒:濁酒の対、濁酒を濾して澄明にした酒
醸造酒:原料を酵母によりアルコール発酵させて作られた酒、アルコール発酵を行う微生物が自らつくり出したアルコールにより活動を阻害される所以で、蒸留酒と比較するとアルコール度数は低い
蒸留:混合物を一度蒸発させた後、再び凝縮させること、沸点の異なる成分を分離・濃縮する操作

日本酒の起源

日本酒の起源は諸説あり、日本酒の原料となる稲作が伝わった弥生時代であるといわれる一方、縄文時代にはすでに米を使った酒が飲まれていたとする説もあります。近畿地方や九州など、西日本でお米を使った酒について書かれた記述が見つかっており、少なくとも弥生時代の西日本では米由来の日本酒が飲まれていたようです。また、日本酒の製法については弥生時代の少し前、中国から九州地方に伝わったという説もあります。

参考: にほんご日和

主な日本酒の分類

普通酒

  • 特定名称酒以外の清酒
  • 米・米麹・水・酒粕・政令で定められた品を(副)原料として製造
  • かつて、日本酒級別制度(1940年~1992年4月に廃止)があった当時の「一級酒」「二級酒」にあたるレギュラークラスの酒
政令:内閣が制定する命令、行政機関が制定する命令の中では最優先的効力を有する
(副)原料:ここでは、醸造アルコール・焼酎・ぶどう糖などの糖類・有機酸などを米や米麹の量を超えない範囲で添加
醸造アルコール:さとうきびの糖蜜・米穀類などの糖質・デンプン質を原料として、醸造・蒸留されたアルコール、元の日本酒に添加することで日本酒の量を「3倍増酒」「5倍増酒」とすることが出来る
有機酸:酸性を示す有機化合物の総称

特定名称酒

清酒の要件を満たしたもののうち、原料や製法が一定の基準を満たすものは、国税庁告示に定められた特定の名称を容器又は包装に表示することができる。特定名称を表示した清酒を特定名称酒という。

特定名称酒は、農産物検査法に基づく米穀検査により3等以上に格付けされた玄米又はこれに相当する玄米を精米した白米を用い、こうじ米の使用割合(白米の重量に対するこうじ米の重量の割合)が、15%以上のものに限られる。

ー略ー

特定名称酒は、原料や精米歩合により、本醸造酒、純米酒、吟醸酒に分類される。

参考: wikipedia
国税庁:国税の徴収・酒類業・税理士業務に於ける、適正で健全な運営を図る目的で設立された財務省の外局
米穀検査:日本の法律に基づき、生産された米について登録検査機関が行う品位・成分などの検査
精米歩合:精米(玄米から表層部を削った米)して残った米の割合、逆に削った部分の割合は「精白率」という
本醸造酒
  • 精米歩合70%以下の白米・米麴・醸造アルコール・水を原料として製造した清酒
  • 香味・色沢が良好なものに限る名称
  • 特別本醸造酒」は香味・色沢が特に良好なもの(容器などに精米歩合を含む説明表示をする際は、60%以下)に限る名称
  • 醸造アルコールは、使用する白米の重量の10%未満に限り添加可能

純米酒
  • 白米・米麴・水のみを原料として製造した清酒
  • 香味・色沢が良好なものに限る名称
  • 特別純米酒」は香味・色沢が特に良好なもの(容器などに精米歩合を含む説明表示をする際は、60%以下)に限る名称
  • 白米は3等以上に相当する玄米を使用
  • 米麴の総量は白米の15%以上が必要
  • 吟醸酒や本醸造酒に比べて濃厚な味わいで個性が強いといわれる
精米歩合:1992年に日本酒級別制度が廃止されて以降、2003年末までは純米酒の品位を保つために精米歩合は
70%以下
と規定されていたが、この規定は2004年1月に削除され、食用米の精米歩合(90%程度)でも米だけでつくられていれば「純米酒」の名称を認めるようになった

吟醸酒
  • 精米歩合60%以下の白米・米麴・水・醸造アルコールを原料に、吟醸造りによって製造された清酒
  • 固有の香味(吟醸香といわれるリンゴやバナナに似たの香り)・色沢が良好なものに限る名称
  • もろみを絞る直前に醸造アルコールを添加すると、芳香成分が酒粕側から日本酒側に移行可能
  • 添加出来る醸造アルコールは白米の10%未満の量
  • 精米歩合50%以下の白米で造られ、固有の香味・色沢が良好なものに限る名称を「大吟醸酒」と呼ぶ
  • 純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」は醸造アルコールを添加せず、米・米麴・水のみを原料として製造したものの名称
吟醸造り:精米歩合60%以下の白米を原料に、低温で長時間発酵させる製法
もろみ:日本酒・醤油・味噌などをつくる工程に於いて原料が発酵している状態を指す、この白濁したもろみを濾して絞ったものが清酒と呼ばれ、残った固形物が酒粕になる

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まとめ

  • 「白鶴」などに「白」が付くのは、その昔の日本酒は白く濁っていたから
  • 「正宗」は山邑(やまむら)太左衛門という酒造りの名人がつくった「正宗」という酒の出来にあやかろうとして広まる
  • 日本酒は米(酒米)・米麹・水を主な原料とする清酒で日本特有の醸造酒
  • 日本酒は主に普通酒と特定名称酒に分けられ、特定名称酒はそれに用いる原料や精米歩合により、本醸造酒、純米酒、吟醸酒に分類される

世界には多くのお酒がありますが

日本を代表する

米を原料に使った日本酒には

どこか優しく日本らしい

ホッとするような味わいがあります

普段飲まない方も日本酒に

チャレンジしてみてはいかがでしょうか

最後までご覧下さり

ありがとうございました

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