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Q:新聞紙にはギザギザしている
部分がありますね
![](https://messiahriser777.cranky.jp/messiahriser777.cranky.jp/wp-content/uploads/2019/02/文字枠2行分-回答ねこ-💭-150x150.png)
A:新聞紙を切る為には
ギザギザの刃の方が
失敗が少なくなるからです
輪転機に巻いてある
新聞用紙を切る裁断機の刃が
ノコギリ状になっているためです
輪転機を回転させながら
瞬時にスパッと切るには
普通の真っ直ぐな刃より
ギザギザの刃の方が失敗が少なくなります
日本で輪転機を使うようになったのは
大正以降のことで
その前は1枚1枚切った紙を
平台活版印刷機において刷っていました
仕上がりは勿論
紙の上下にギザギザはありません
なお、江戸時代に発行されていた
瓦版は粘土板に文字や絵を彫り
それを焼いて刷板(さっぱん)としたり
木版(もくはん)が
使われたこともありました
のこぎり状の刃の方が
包丁などのストレートな刃より
ズレにくく正確に
そして素早く裁断出来るようです
本項では印刷について
少し見ていきましょう
![](https://www14.a8.net/0.gif?a8mat=3NCU0T+E0VLRM+2YE0+HY7W1)
印刷
「気体」以外の全てに対して
印刷が可能となっているようです
印刷技術が発明されたのは、東アジアであると考えられている。2世紀頃に中国で紙が発明され、7世紀から8世紀頃には木版印刷が行われていたといわれる。
ー略ー
印刷に一大転機をもたらしたのが、1450年頃のヨハネス・グーテンベルクによる金属活字を用いた活版印刷技術の発明である。
ー略ー
古代から印刷には必ず版が必要とされていたが、1990年代以降、製版データは作成するが実用版(刷版)を出力しないデジタル印刷が出現した。
引用元:wikipedia~印刷~
木版印刷:木の板に文章や絵を彫って版を作る凸版印刷
凸版(とっぱん):版の凸凹を利用する印刷法、非画線部を凹、画線部を凸にし、凸部にインクをつけて紙に転写する方式
画線部(がせんぶ・かくせんぶ):線を引くこと、または印刷された線のこと
金属活字:鉛などの合金にハンコのように凸凹の文字を彫り、インクをのせてそれらに紙を押し付ける
活版印刷(かっぱんいんさつ):凸版印刷の一種、活字を並べて文章にした活版、組版を作り、それに塗料を塗る印刷法
活版:活字を並べて作った印刷用の版
組版(くみばん):原稿・レイアウト・デザインの指定に従い、文字・図版・写真などを配置する作業の総称
活版印刷によって本の製作が簡便になり、高価な書籍が庶民にも手に入るようになりました
写して製作する「写本」を主としていた時代に比べ、誤植が減り読みやすく、多くの人が知識を蓄えるのに役立ちました
とても偉大な発明です
文字の上や右に付く「ルビ」について
![](https://messiahriser777.cranky.jp/messiahriser777.cranky.jp/wp-content/uploads/2018/11/rubies-2021830_960_720-160x90.jpg)
新聞の印刷
新聞の印刷
1868年に『タイムズ』紙が巻取紙方式の輪転印刷機を採用して以来、新聞の印刷は大量・高速印刷が可能な輪転印刷機によって行われている。
引用元:wikipedia~新聞~
輪転機:オフセット印刷の1つ、両面・多色印刷を高速で処理可能、円筒状のドラムを回転させながら版につけたインクを紙に転写する
オフセット印刷:版と用紙が直接触れない印刷方式、版のインキを転写ローラーに一旦付けて(オフ)紙に転写する(セット)、「オフセット=付けて離す」という意味がある
項目 | 輪転機 | コピー機 |
印刷 方式 | マスター(フィルム状のもの)に小さな穴を開けて版を作成しその穴にインクを通す | 感光体を用いトナーという色の付いた粉を熱により紙に定着させる |
印刷 速度 (1分間) | 約150~200枚 | 約25~40枚 |
印刷 コスト | 印刷枚数が増える程 安くなる | 印刷枚数によって変化しない |
メリット | 同原稿を印刷するコストが安い 印刷速度が速い 耐久性が高い | 機能が充実 解像度が高い フルカラー印刷可能 |
デメリット | 基本2色でフルカラー印刷が不可 動作音が大きい 設置スペースが必要 | 同原稿でもコストは不変 印刷速度が遅い |
基本的にフルカラーのコピー機の方が推奨されていますが、2色でも問題の無い大量に印刷する業界では輪転機の方が適切なこともあります
新聞の号外について
![](https://messiahriser777.cranky.jp/messiahriser777.cranky.jp/wp-content/uploads/2018/09/shinbunhaitatsu_gougaigougai-e1645385761397.png)
新聞の裁断
![](https://messiahriser777.cranky.jp/messiahriser777.cranky.jp/wp-content/uploads/2019/03/new-4166472__340.webp)
ギザギザになっているものがあります
- 紙で手をスパッと切らないため
- 一度に大量の裁断には向かないが、ズレにくく正確に素早く裁断出来る
- 回転するのこぎり状の刃物で裁断する方が、ストレートに裁断するよりも結局は効率が良い
- 10円硬貨は昭和26~33年まで発行された当時の最高額硬貨だった
- 偽造防止や最高額の硬貨には縁にギザギザが象徴として施された
- 1円硬貨は昭和30年に発行
- 昭和30年に50円硬貨が、昭和32年に100円硬貨が発行されて、当時の最高額硬貨としてギザギザが施された
- ギザギザばかりで混同するので昭和34年以降の10円硬貨からギザギザが無くなった
- 現在の最高額硬貨は500円なので、500円硬貨もギザギザが施されている
- 昭和23年に5円硬貨が発行されたが、貨幣価値が下がり経費削減のため昭和24年以降5円硬貨には穴が開けられた
- 50円硬貨と100円硬貨との混同がしばしばあり、昭和34年以降50円硬貨には穴が開けられた
「ギザ10」は銅が高かった時代に10円硬貨を削って転用するという事への防止にも役立っていたようです
まとめ
- 新聞紙のギザギザは手を切らないためと裁断の効率のために付いている
- 活版印刷によって本の製作と流通が増え、知識や文化の流通も増えた
- 新聞は円筒状のドラムを回転させながら転写する輪転機が主流
- 輪転機は印刷速度が速いがフルカラーには出来ない
紙で手を切るというのは
誰にも一度はあったであろう
予測も意図もしてしない怪我で
あの線のような切り口が
思い起こされます
棘であったり岩であったり
ギザギザや凸凹の方が
本来危ないはずなのに
柔らかい真っすぐな紙で怪我をする
柔らかいからこそ
ギザギザによって安全になる
新聞のギザギザは
危険と不安定を裁断する方法
という事になります
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最後までご覧下さり
ありがとうございました
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