競馬場の入場料が有料なのはなぜ？ | 知識は奪われない財産〜雑学・小ネタ集〜

Q：競馬場の入場料って

少しだけ取られますね

A：国や地方自治体の

建て前を守るためです

詳細：競馬にかかる費用は
馬券(勝馬投票券)の
売り上げから出ています
わざわざ入場料をとらなくても
立派に事業は成り立ちます
しかし、競馬は「競馬法」の「第４条」に
入場料の規定があり
必ず入場料を徴収しなければなりません
競馬はその性格上「ギャンブル」です
国や地方自治体が「ギャンブル」を
奨励するわけにはいきません
なので、競馬開催の目的は
「レースの観戦」
ということにしたいわけです
馬券はあくまでも
「オマケ」ということですね

パチンコに関しても

３店方式で

「店」「客」「交換所」が独立しており

「店」が「客」に渡したものを

「客」が「交換所」に持って行こうと

関知せずの立場をとって

間接的に換金システムを合法化しています

苦しい言い分ですが

それによって娯楽が増えたことは

良くも悪くもあります

それでは細かく見ていきましょう

日本の競馬
まとめ

日本の競馬

競馬は日本に於いて
競輪・競艇・オートレースと並ぶ
公営競技の１つで

日本中央競馬会(JRA)が主催するものを中央競馬

地方競馬全国協会(NAR)が管理する
地方自治体が主催するものを地方競馬と呼びます

馬券の販売を含む競馬は
上記の特殊法人にのみ認められています

日本の競馬

西洋式の競馬は1860年10月14日に現在の横浜の元町で最初に行われた
良質な軍馬を調達するために、国も積極的に競馬を奨励し始める
1923年の(旧)競馬法により、法的にも競馬が認められるようになる
日本競馬会の発足で政府が競馬に関与し、全国統一的に開催される(国営競馬)
その後、国営競馬を経て中央競馬へと継承されていく
戦後、軍馬資源保護法を継承する地方競馬が開催されるようになる

旧競馬法：日本競馬に於ける
競馬場・開催・馬券・入場料等を
定める法律

軍馬資源保護法：1945年11月21日
地方競馬の在り方についての法律
軍馬の資質向上のための鍛錬を行う
馬券の販売が「優等馬の投票」として認められる

入場料

競馬場	入場料
東京・中山・中京・京都・阪神	２００円
札幌・函館・福島・新潟・小倉	１００円
WINS等	無
※１５歳未満	無

指定席で観覧したい場合は

別途競馬場毎の料金が発生します

また、人気のG1レースなどでは

入場者の倍率抑制のために

入場料の値上げを行うことがあります

馬券(勝馬投票券)の種類

馬券の種類は2022年現在10種類あります

馬券の種類
種類	難易度【低★１～★５高】	概要
単勝	★	１着になる馬を当てる
複勝	★	３着までに入る馬を当てる出走馬７頭以下は２着まで
応援馬券	★	単勝と複勝を同時に購入一度に同額を購入する為、マークシート記入額の倍額になる
枠連	★★	１着と２着になる馬の枠番号の組み合わせを当てる１枠に複数の馬がいる場合がある
馬連	★★	１着と２着になる馬の馬番号の組み合わせを当てる１着と２着の着順は不問
馬単	★★★★	１着と２着になる馬を着順通りに当てる
ワイド	★★	３着までに入る２頭の組み合わせを馬番号で当てる着順は不問
３連複	★★★★	１着・２着・３着に入る馬を馬番号で当てる着順は不問
３連単	★★★★★	１着・２着・３着に入る馬を着順通りに馬番号で当てる
WIN５	★★★★★	UMACA投票・インターネット投票限定 JRAが指定する５レース全ての１着を当てる