鰹節の歴史とは?

由来

Q:鰹節って

昔からあったんですかね

A:古くは奈良時代

「鰹節」としては

室町時代から存在しています

詳細:鰹節の歴史は古く
奈良・平安時代の
の中にも記されています
当時は「鰹節」とは言わず
「鰹煮」「鰹煮魚」と呼んでいました
カツオは腐りやすい魚なので
保存や輸送のために
一度煮てから肉を乾燥させる
事が多かったようです
それが、室町時代の頃から
「鰹節」という名で
散見されるようになり
調味料として使われ始めて
現在に至っています
因みに、「鰹のタタキ」で
皮を焼くのは保存というよりも
美味しくするためです
鰹が本当に美味しい
季節は秋になりますが
脂の乗っていない春に食べる
「初鰹」は堅く味が良くない状態です
しかし、鰹を少し焼くだけで
身が緩んで柔らかくなり
生臭さも取れるので
とても美味しくなります
こちらの始まりは
オランダと交易していた頃
土佐に来たオランダ人が
魚をステーキのように
焼いてみたらどうか、と
作った事に由来するようです

周辺を海に囲まれている日本では

魚に関する料理や料理法が

発展しやすく、鰹節も古くから

日本に存在していました

現在でも主力の出汁として

使われているので

日本人の口に良く合うようですね

それでは鰹節について

少し見ていきましょう

節類

鰹節はサバ科のカツオの頭やヒレ
脂肪の多い箇所を取り除いて
3枚以上に卸したものを
煮て乾燥させた食品

鰹節は節類の代表的なもので加工の工程や製品の形状の名称が共通する。三枚におろしたものを亀節、三枚から背と腹におろしたものを本節、本節の中でも背側を使ったものを雄節(または背節)、腹側を使ったものを雌節(または腹節)という

引用元:wikipedia~鰹節~

カツオの他、サバ・ムロアジ

カタクチイワシなども

節類として利用されています

カツオだけ一本釣りにされるのはなぜ?
Q:一本釣りってカツオが多いですねA:カツオは泳ぐ速度が速いので準備に手間取らず魚が傷つかない一本釣りが有効です詳細:カツオは約20~22度の水温を好み春から夏にかけて黒潮に乗り南の方から日...

鰹節の製造工程

鰹節にするカツオは
脂肪分が1~3%程度の
低脂肪のカツオが適しています

工程概要状態名など
①生切り頭・腹部・内臓の除去
②籠立て煮熟の為に亀節は
本節はを上にして籠に並べる
③煮熟籠を重ねて90℃で煮込む煮汁を煮詰めた
せんじというエキスが出来る
④冷却風通しの良い所で冷ます
⑤骨抜き水槽の中で骨を除去なまり節
⑥焙乾殺菌や酸化防止の為に
カシやクヌギでいぶす
1日1回・本節は10回以上行う
荒節
⑦日乾1~2日天日で干す
⑧削り日乾後3~4日放置する
皮部分を残して脂肪分などを削り、形を整える
裸節
⑨カビ付け裸節を1~2日天日干しする
旨味や香味付けの為に
優良カビを噴きつけて
高温多湿のカビ付け室に収容する
2週間程度で青緑色のカビが生える
取り出し日乾後軽くカビを落とす
この作業を数回繰り返し再度乾かす
枯節
※なまり節はそのままほぐして料理に使います

大変な作業内容と時間により

鰹節が製造されていました

お値段が少々張るというのも頷けます

削り節

鰹節に含まれている
イノシン酸」などの
うまみ成分は日本の軟水の方が
美味しくとれるといわれています
硬水に含まれているミネラルが
悪影響を及ぼすようです
イノシン酸:生の鰹には無く鰹節になる過程で増えていく成分、昆布の「グルタミン酸」・椎茸の「グアニル酸」と共に3大うまみ成分

特徴

  • うまみ成分「イノシン酸」を多く含み、和食の出汁に良く利用される
  • 削り節の風味は空気にさらされると急速に落ちるので使用する直前に削った方が良い
  • 削り節には「鰹節削り節」「鰹削り節」「花鰹」など種類や呼び名がある
  • 窒素を入れて密封した削り節パックも増えている

鰹節削り節(かつおぶしけずりぶし)
  • カビ付けを繰り返した「枯節」を削ったもの
  • 高級料亭などで使用され、コクやうまみが強く香りが上品

鰹削り節(花鰹)
  • カビを付けていない「荒節」を削ったもの
  • 「枯節」より全体的に味は劣るが安価
  • 「花鰹」とも呼ばれ、薄く削った状態をいう

保存

  • 本節の賞味期限は未開封で2年
  • 削り節の賞味期限は未開封で1年・開封後は1週間以内
  • 鰹節にカビが生えないように高温多湿を避けて冷蔵庫または冷凍庫に保存
  • 削り節は空気を逃がし冷蔵庫で保存し3~4日、冷凍庫なら3週間程度風味などが損なわれない

まとめ

  • 鰹節としては室町時代から存在している
  • 鰹節をつくる過程によって「なまり節」「荒節」「裸節」「枯節」などの状態になる
  • 削り節には「枯節」を使った「鰹節削り節」と「荒節」を使った「鰹削り節」に分かれる

幼少の頃家庭で

鰹節を削って出汁を取り

長ねぎと一度焼いたお餅だけの

簡単なお雑煮をよく作っていました

それに「はばのり」という

水分を含むと昆布のようになる

高級海苔をかけて戴くと

とても美味しいです

鰹節はそのまま食べても

お浸しのお共に使っても

たこ焼きやお好み焼きなどの

ソースを主体とした料理にも使っても

よく合う汎用性抜群の食品です

最後までご覧下さり

ありがとうございました

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