初期の海は塩酸だらけだった?

自然

Q:地球最初の海って

今とどう違うのでしょうね

A:炭酸ガス等の水蒸気が

雨となり溜まったもの

つまり塩酸だらけです

詳細:元々海は、火山から噴き出した
炭酸ガスなどの中の水蒸気が
冷えて雨となり
地面に溜まって出来たものです
この噴火の時には
塩酸ガスも大量に放出されて
水蒸気と共に雨に混ざり
海の成分になりました
従って、地球最初の海は
塩酸だらけの海だったというわけです
塩酸の海は、岩石の中から
カルシウム・ナトリウム
マグネシウムなどを溶かし出しました
塩酸とナトリウムが結合して「塩」になり
カルシウムは炭酸ガスと結合して
「石灰岩」となって海底に沈み
マグネシウムは塩素と結合して
「塩化マグネシウム(にがり)」となり
現在の海と同じ成分が出来上がりました
現在に於ける海の塩分濃度(約3.5%)は
かなり昔に出来たものです

地球上の水に占める

海水の割合は97.5%といわれ

人間が利用出来る淡水は

地球上の水の2.5%程度となり

そのうち70%は

南極や北極の氷雪なので

生活用水としては

殆ど利用出来ないようです

あんなにもあるのに中々使えない

それが海水ですね

もし海水を利用したらどうなるか

少し見ていきましょう

海水の利用

海水には、塩素イオンやナトリウムイオンをはじめとして、天然にある92の元素の全てが溶け込んでおり、これが塩辛さの原因となっています。

引用元:kaiho~海の水はなぜ塩辛い?~
  • 原始の海は酸っぱかったといいます
  • 塩素とナトリウムが結び付いて「塩化ナトリウム」すなわち「塩」となり、現在の海水の塩分3.5%ではかなりの塩辛さになります
  • 海の水も蒸発によって雲になり、雨や雪の状態で地上に降り注いで川になり、やがて海に戻ってきます(水の循環)
  • 蒸発する時は塩分が海に残るので、誤差程度ですが塩分濃度は少し上がるようです
  • 海水の量の変化はあまり見られません

しかしこんな説もあるようです

海底にしみこんだ海水は、これまで考えられていた速さの2倍のペースで、地球内部に吸い込まれていく。この水の量は地球全体で毎年23億トンくらいになり、現在の海から毎年この量が失われていくとすると、約6億年で海の水はなくなる計算だという。

引用元:Science Portal

また、

約10億年後には、太陽の光度は現在よりも10パーセント増加する。これにより地球の大気は「湿潤温室状態」に入り、正のフィードバックによって海洋の蒸発が急激に進行する。

引用元:wikipedia~地球の未来~
フィードバック:何かの原因で起こった変化に対して、更にその変化を促進させる作用を「のフィードバック」、抑制させる作用を「のフィードバック」という

気の遠くなるような歳月をかけると

海の水、そして地球にとって

大きな影響になり得るようですね

関連記事

海の水ってどこから来たの?
Q:海水ってすごい量ですねA:実に13.7億立方キロあるそうです...

海水を飲むと

症状

高ナトリウム血症:血液中のナトリウム濃度が高い状態で、のどの渇き・脳の機能障害(錯乱・幻覚・痙攣・昏睡)などを引き起こす、基本的に脱水が起因の症状、水分を補うことで治療となる(なるべく少しずつ濃度を下げる)

安全に海水を飲むには

※イメージです

サバイバル的
  1. 海水を鍋に入れる
  2. 鍋の中央にコップを置く(海水面よりコップの口が)
  3. 鍋に濡れたタオルを隙間なく被せる
  4. 鍋に火にかける
  5. コップにたまったものが真水

日持ちしないのでその日のうちに飲みきりましょう

家庭で塩を作るには

海水をろ過して煮詰めるだけです

こちらでも少し触れています

煮物の味付けに塩より砂糖を先に入れるのはなぜ?
Q:なぜ塩を砂糖より先に入れちゃダメなの?A:食塩は砂糖よりも分子量が小さく食品の内部まで早く浸透するからです詳細:砂糖より塩を先に入れると食品の中に塩が入り込んで後から入ろうとする砂糖を受け付けず砂糖がしみ込みに...
海洋深層水
  • 水深200m以下の海水、水温が約9度の低温で安定している
  • マグネシウムやカルシウムを筆頭にミネラルがバランス良く含まれ、植物の光合成に必要な窒素・リン・ケイ素といった無機栄養塩類も豊富に含まれている
  • 大気汚染・産業排水・病原性微生物などの影響が少ない
  • アトピー性皮膚炎・中性脂肪の低下や便通・貧血の改善に効果的

市販されている海洋深層水は塩分処理などを施した飲料として許可されているものなので安心です

海水を意図的に飲むことは

あまりありませんが

正しい処理をしたものは

飲むことが出来ます

水道直結型ウォーターサーバー「OCEAN」オーシャン

天然海水と人工海水

海水で育つ生物の飼育に使う海水には

天然海水人工海水があります

海水魚などを育てるには

「比重」というものが重要で

比重は海水の密度に関係していて

密度は塩分濃度や温度により

決定されるようです

海水魚飼育では一般的に比重1.023が目安とされていますが、これは『1気圧4℃の水よりも、人工海水の方が1.023倍重い状態』であるということです。

さらに比重は、水温によって変化するという性質をもちます。
計測する際は毎回一定の温度(26℃程度)を保つようにしましょう。

引用元:TOKYO AQUA GARDEN~海水作りにおすすめの比重計5選~

天然海水

  • 海から採取する海水
  • 生息環境を持ち込めて手間が省ける
  • 人工海水には無い元素も含まれているので元気になる生物もいる
  • 反面、海水の汚染・細菌や不純物の混入の可能性がある
使用するならやはり
市販されているものを選んだ方が
安全なようです

人工海水

  • 天然海水の代用として人工海水の素が色々市販されている
  • 細菌や藻類などの混入が少なく、水質が安定している
  • 殆どの海水魚やサンゴの飼育が可能
  • 生息地域に近い調整をするのに知識や手間がかかる
天然海水と人工海水の
どちらが良いかについては
総合的に判断して
人工海水の方がお勧めされていました

まとめ

  • 原始の海は塩酸が多く、酸っぱかった模様
  • 現在の海水は塩分3.5%でかなりの塩辛さになる
  • 海水の利用には市販されているものを選んだ方が無難

陸上に棲む人間にとっては

塩や海水魚の飼育

そして海の生命を戴くことで

間接的に

海水浴や舟などの渡航では

直接的にも海水を利用しています

切っても切り離せない存在

しかし恐ろしい面も同時に持つ海

海水を飲み込んでしまったときは

すぐに吐き出しましょう

最後までご覧下さり

ありがとうございました

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