「画竜点睛」の「睛」が「晴」ではない理由は?

由来

Q:「画竜点睛(がりょうてんせい)」の「睛」は間違いやすい字ですね

A:「点睛」は

「瞳に描き入れる」

という意味なので

偏になります

詳細:「画竜点睛を欠く」は
「肝心の仕上げが出来ていない」
という意味で
中国の故事が元になっている言葉です
その昔、中国に
「張僧繇(ちょうそうよう)」
という絵の名人がおり
安楽寺の壁に4つの竜を描きました
見事な出来栄えでしたが
描かれた竜には
瞳が描き入れてありません
張僧繇曰く
「瞳を描き入れると、この竜は天に向かって飛び立ってしまう」

そこで、ある画家がこっそり
一匹の竜に瞳を描き入れたところ
にわかに雷鳴が轟き
本当に天に向かって
飛び立ってしまいました
瞳を描き入れなかった
三匹の竜は元のままだったといいます
この故事から生まれたのが
「画竜点睛」という言葉です
従って、「点睛」は
「瞳に描き入れる」という意味なので
「睛」は目偏になります

「竜に目を描くと飛び立つ」とは

何ともファンタジックなお話

そんなセンスがいつか欲しいものです

それでは故事成語について

少し見ていきましょう

故事成語

概要

故事成語/故事成句(こじ せいご/こじ せいく)とは、故事をその語源とする一群の慣用語句の総称。本来の中国語ではただ「成語」というが、日本では故事を語源とするものをその他の熟語や慣用句と区別するために、このような呼び方となった。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』~故事~

漢字はやはり中国の影響が強いようです

よく聞く故事成語とあとがき

なるべく簡潔にまとめてみます

故事成語概要由来
烏合の衆
(うごうのしゅう)
役に立たない群衆や軍勢はまとまりがなく
散り散りになる
杞憂
(きゆう)
取り越し苦労(き・古代中国の国)に
「天地が崩れ落ちる」と思い込む、夜も眠れぬ程の心配性がいた
漁夫の利
(ぎょふのり)
第三者が利益を得る蛤とシギ(鳥)が争っている間に漁師が来て両方捕えられる
五十歩百歩
(ごじっぽひゃっぽ)
大差ないこと50歩逃げた者が
100歩逃げた者を笑う
塞翁が馬
(さいおうがうま)
良いこともあれば
悪いこともある
国境近くの(とりで)に住むの愛が蜂に刺されて逃げ出す
優秀な馬と共に戻ってくる
馬に乗った息子が転落
徴兵されずに済む
明鏡止水
(めいきょうしすい)
邪念が無く静かな心境人がにするのは穏やかなまっている
羊頭狗肉
(ようとうくにく)
見かけを装い
内実が伴っていない
上等なを飾る店で下等な犬()のを売る
臥薪嘗胆
(がしんしょうたん)
復讐(目的)の
成功の為に
苦労に耐えること
の上で寝る(す)ことの痛み
苦い(きも)を(な)める事で
双者共に屈辱を忘れずにいた
三顧の礼
(さんこのれい)
目上の者が
下の者に
三度も出向いてお願いする
劉備が諸葛亮を迎える為に度訪ねた()
(20歳程度の差がある)
酒池肉林
(しゅちにくりん)
酒や肉が豊富な宴
(肉欲の意は無い模様で
殷が滅んだ原因の1つ)
をもってと為し
を懸(掛)けてと為しー
他山の石他人の稚拙な
言動でも自身の助けとなる
ただのでも玉(宝石)を
磨くのには役に立つ
蛇足
(だそく)
余計な事をしてしまうこと一番にの絵を地面に
描いた者が酒を飲める競争
一番だった者がまで描いてしまい
蛇の絵でなくした為に負ける
天衣無縫
(てんいむほう)
無邪気で
飾り気が無い
細工が無く美しい
女のにはい目が
矛盾2つの理屈の辻褄が合わない楚の男の売り文句
「どんな盾も突き通す
「どんな矛も防ぐ

「完璧」について

完璧の「璧」の字源は?
Q:「完璧」と「鉄壁」の「ペき」の字が違いますねA:「完璧」の「璧」は「宝玉」であるというところからきています詳細:中国の戦国時代(紀元前4~2世紀)のこと秦の昭襄王(しょうじょうおう)は趙...

日常会話でもよく耳にし

現代の人にも当てはまるものが

多くありました

「人生」をやっている者同士

という点で共通しているのでしょうね

最後までご覧下さり

ありがとうございました

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