朝日と比べて夕日が眩しくないのはなぜ?

天体

Q:朝日って凄く眩しいですね

A:夜からの暗さに

合っていた瞳に強い光が

飛び込んでくるからです

詳細:瞳は、周りの大きさに合わせて
大きく開いたり小さくなったりします
夜からの暗さに合っていた瞳に
朝日の光が急に飛び込んでくれば
瞳を小さくする間がなく
物凄く眩しく感じられます
逆に、昼間の明るさに合っていた
瞳にとっては夕日は眩しくありません
更に、太陽には地平線に近づくと
沢山の空気を通ることによって
光が弱くなるという性質があります
その性質も手伝って
夕日は眩しくないというわけです
とはいえ、あまり長時間太陽を見続けると
目を痛めてしまうおそれがあるので
注意が必要です

太陽の出没

  • 太陽が現れる:日の出・日出(にちしゅつ)
  • 太陽が隠れる:日の入り・日没

日の出・日の入りの定義

日の出・日の入りの時刻は、太陽の上端が地平線と重なった瞬間とする。すなわち、日の出は太陽が少しでも姿を現した時であり、日の入りは太陽が完全に隠れた時となる。日本においては、1902年まで、当時暦の編纂していた東京帝国大学(後の国立天文台)は、太陽の中心が地平線に重なった瞬間を日の出・日の入りの時刻として観測していたが、文部省の告示(暦面記載ノ日出入時刻定メ方)により、1903年以降は、太陽の上端へと変更することとなった。

参考:wikipedia
大気などの影響により
日の出・日の入り直後の
数十分間が明るくなる現象を
薄明(はくめい)」といいます

日の出

  • 太陽系の自転する惑星や衛星が1日に1回太陽が地平線の下から昇る現象
  • 日本では1月1日(元日)の日の出を「初日の出」、高山の頂上などで見る荘厳な日の出の景観を「御来光(ごらいこう)」と呼ぶ
  • 日の出の方位は春分秋分には真東になり、春分から秋分までは北寄りに、秋分から春分までは南寄りになる

日の入り(日没)

  • 太陽系の自転する惑星や衛星が1日に1回太陽が地平線の下に沈む現象
  • 日没は太陽が地平線下約1.8度の時に起こる
  • 「日没」は太陽が地平線下約6度の時間帯で空が暗くなり始める「薄暮(はくぼ)」とは異なる
  • 「日没」と「薄暮」を合わせて「黄昏(たそがれ)」と呼ぶ

日の出・日の入りの色

日出や日没の空の赤色や橙色の強い色相は、空気分子や大気中の微粒子による日光の散乱が原因である。光の波長よりずっと小さな分子や微粒子による散乱(レイリー散乱)の強さは、波長に依存する。紫色や青色のような波長の短い光は、黄色や赤色等の波長の長い光に比べて強く散乱され、青色の成分が消える。この効果は、太陽が高い位置にある時に比べて日光が大気を通過する距離が長くなるため、日出や日没の際により強く影響する。大気中の微粒子は分子よりも強く散乱するため、日没の色に大きく関係する。

参考:wikipedia
日の出の直前や日の入りの直後、極稀にの光が一瞬輝いたり、太陽の上の弧が色ではなく色に見える「グリーンフラッシュ」という現象が起こることがあるようです

夕焼け・朝焼け
  • 大気中にある塵や水蒸気によって、波長の短い青色などの光は屈折してしまい観測地点まで到達しない
  • 逆に屈折しにくい波長の長い赤色やオレンジ色は観測地点に到達する
  • 赤色やオレンジ色も少し散乱しつつ観測地点に到達するため、太陽の周りもオレンジ色に見える模様

夕日が大きく見えるのはなぜ?
Q:夕日って大きく見えますねA:あれは「錯覚」説が有力です詳細:実は現代においても決定的な原因は解明されていません似たような説があります説1:我々が空を見る時天頂は低く水平方向は遠いと錯覚するという説「天頂の太陽よ...

日の出・日の入りの時刻

夏至(6月21頃[定気法]・22日頃[平気法])

  • 二十四節気の第10
  • 北半球では一年で最も(日の出から日没まで)が長くが最も短い、南半球ではになる
  • 「夏至」は期間としての意味もあり、この日から「小暑」前日までがこの節気にあたる
二十四節気(にじゅうしせっき):1太陽年日数で配置する平気法、または太陽の黄道上の視位置で配置する定気法によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を付けたもの、ex.春分・秋分・大暑・大寒など
太陽年:太陽が黄道上の分点(春分・秋分)と至点(夏至・冬至)から出て再び各点に戻ってくるまでの周期、約365.242189日

冬至(12月22日頃[定気法・平気法で同日])

  • 二十四節気の第1
  • 北半球では一年で(日没から日の出まで)が長くが最も短い、南半球ではになる
  • 定気法と平気法で同日になる唯一の節気
  • 「冬至」は期間としての意味もあり、この日から「小寒」前日までがこの節気にあたる

[夏至・冬至別]日の出・日の入り時刻の例

時刻
場所夏至冬至
札幌日の出:3時54分
日の入:19時18分
日の出:7時3分
日の入:16時3分
東京日の出:4時24分
日の入:19時0分
日の出:6時47分
日の入:16時32分
名古屋日の出:4時36分
日の入:19時11分
日の出:6時57分
日の入:16時44分
大阪日の出:4時44分
日の入:19時15分
日の出:7時1分
日の入:16時51分
鹿児島日の出:5時12分
日の入:19時26分
日の出:7時13分
日の入:17時19分
※冬の日の出は東京よりもに位置する
札幌
の方が遅くなる
という現象が起こるようです
これは札幌の緯度高いため
札幌の方が北極に近く
地球の地軸が23.4度傾いていることから
生じる現象のようです

リファスタ

暗順応(あんじゅんのう)・明順応(めいじゅんのう)

暗順応:可視光量の多い環境から少ない環境へ急激に変化した場合の時間経過と共に徐々に視力が確保される動物の自律機能のこと
明順応:可視光量の少ない環境から多い環境へ急激に変化した場合の時間経過と共に徐々に視力が確保される動物の自律機能のこと

ヒトの目の順応

眼球の虹彩を収縮して瞳孔を広げ、水晶体を通る光量を増やすよう調整する作用のこと。 周囲の明るさに応じて桿体細胞錐体細胞の切り替えにより、網膜の感度が変わること。

ー略ー

角膜、水晶体、硝子体を通過した光は、網膜にある視細胞で化学反応を経て電気信号に変換される。視細胞には、明暗のみに反応する約1億2000万個の桿体細胞と、概ね3種とされる色彩(波長)に反応する約600万個の錐体細胞がある。光量が多い環境では主として錐体細胞の作用が卓越し、逆に光量が少ない環境では、桿体の作用が卓越する。夜間などに色の識別が困難になり明暗のみに見えるのは、反応する桿体の特性である。

参考:wikipedia
桿体細胞(かんたいー):視細胞の1種、眼球の網膜上に存在し、光の強弱に応じた明暗を認識(光覚とも呼ぶ)する、色は区別出来ないものの僅かなでも感知出来るので暗い所で活躍する
錐体細胞(すいたいー):視細胞の1種、色(波長)に対しては敏感で光量(波幅)に対しては鈍感、明るい場所でを認識出来るものの暗い所では機能が低下する

日常生活での例

  • 昼間に自動車を運転していて、トンネルに入った時に起こることがある、事故防止の為にトンネルに入る前に片目をつぶっておくと対策になる模様
  • 夜間に自動車を運転していて、暗順応している目に対向車の光が入り、明順応した後再び夜間の暗さで暗順応するまで何も見えなくなる危険がある
  • 天体観測などの夜間行動の際、視力を必要とする場合には赤色光による照明を用いると、錐体細胞と桿体細胞の感度の差を利用することが出来、桿体細胞の感度の低い赤色光が桿体細胞の飽和を防ぎつつ錐体細胞による視力を確保することが可能
  • 暗室と明室を行き来する場合は同様の理由で赤いサングラスなどをかけると効果的

まとめ

  • 朝日の光が眩しいのは夜からの暗さに合っていた瞳に、強い光が飛び込んでくるから
  • 日の出は太陽が少しでも姿を現した時であり、日の入りは太陽が完全に隠れた時となる
  • 北半球では夏至が一年で最も昼が長く、夜が最も短い、南半球ではになる
  • 桿体細胞は色は区別出来ないものの僅かなでも感知出来る
  • 錐体細胞は明るい場所でを認識出来るものの暗い所では機能が低下する

太陽は生物の成長などに

欠かせないものであったことに加え

初日の出など特定の太陽を

崇める信仰対象のような面も

同時に持ち合わせています

ただ、太陽の紫外線が

かつての地球では強く降り注いで

その頃の生物は海を離れられず

地上への進出が難しかった時代があり

遠い未来には太陽が膨張して

地球を焼きに来るといわれています

海と同様、太陽も敵か味方か

こちらも大いなる存在である

ことに違いはありません



最後までご覧下さり

ありがとうございました

水道直結型ウォーターサーバー「OCEAN」オーシャン

【押すだけ】指一本でタイヤに空気を入れる【スマート空気入れ】
空気入れは自分で入れるのもお店に持っていくのも面倒そう思っていました夏は暑く、冬は寒いそして中々の重労働である空気入れ私はとても「しもやけ」になりやすく冬の空気入れは力が入りにくく「あせも」...